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日本で働く外国人が知っておくべき12の税金控除

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日本で働く会社員の税金は、毎月の給与から自動的に差し引かれ、会社が代わりに納付してくれます。これを「源泉徴収」と呼びます。給与が手元に届く前に税金が引かれているため、納税額を調整するのは難しいと感じるかもしれません。しかし、日本の税制をしっかり理解すれば、納税額を減らして手取り収入を増やすことが可能です。

重要な日本語のキーワード

年末調整 (Nenmatsu chosei) 年末に行う税金の精算手続き

源泉徴収 (Gensen choshu) → 給与から直接税金を差し引くこと

給与から差し引かれる税金と社会保険料について、詳しくは関連記事をご覧ください。
↓↓

外国人の方が日本で働く際に納税額を減らす最も効果的な方法は、利用できる税金控除を活用することです。本記事では、外国人の方も利用できる12種類の税金控除を詳しく紹介する前に、以下の基礎知識を確認しましょう。

  • 年収と納税額の計算方法
  • 所得控除と税額控除の違い

年収と納税額の計算方法

日本で働く外国人として支払う税額を計算するには、まず課税所得を算出する必要があります。課税所得は、総支給額から利用可能な各種控除を差し引いて計算します。この控除には、支払った社会保険料も含まれます。

給与所得の計算方法

給与所得 = 給与収入 – 給与所得控除

課税所得の計算方法

課税所得給与所得 所得控除

課税所得を算出した後、税率を掛けることで納税額を計算できます。この税率は、所得税の場合、所得金額に応じて5%〜45%の範囲で変動しますが、住民税はすべての人に一律10%です。

税額の計算方法

所得税 = 課税所 X 税率「%5~45 」

住民税 課税所 X 税率「%10」

年間の手取り収入は、給与から支払った税額と社会保険料の合計を差し引いて計算します。

年間手取り収入の計算方法

手取り 給与収入 所得税 住民税 社会保険料

上記の計算が理解できたら、次の質問の回答に進みましょう。

重要な日本語のキーワード

所得控除 (Shotoku kōjo) 課税所得から差し引かれる控除

税額控除 (Zeigaku kōjo) → 税額から直接差し引かれる控除

所得控除と税額控除の違い

所得控除は課税所得を減らすことで、結果的に納税額を減少させます。

税額控除は計算された税額から直接差し引かれるため、節税効果がより高くなります。ただし、外国人を含む会社員が利用できる税額控除は限られています。本記事では、代表的な税額控除として住宅ローン控除を紹介します。

なお、ふるさと納税は所得控除と税額控除の両方の要素を持つ特殊な制度です。

それでは、日本で働く外国人の方が活用できる12の税金控除を詳しく見ていきましょう。自分に該当する控除を見つけて、手取り収入を増やしましょう。

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1- 給与所得控除

日本で給与所得がある方全員に自動的に適用される控除です。外国人の方も対象になります。以下の表に基づいて計算されます。

給与収入給与所得控除額
〜190万円65万円
190万円超〜360万円給与収入×30%+8万円
360万円超〜660万円給与収入×20%+44万円
660万円超〜850万円給与収入×10%+110万円
850万円超195万円
国税庁のデータに基づいて作成
手続き方法

特別な手続きは不要です。会社が自動的に適用してくれます。

2- 基礎控除

日本に住むすべての納税者(外国人を含む)が無条件で利用できる控除です。所得に応じて以下の表のように計算されます。

給与所得控除額 (所得税)
〜132万円95万円
¥1,320,001~¥3,360,00088万円
¥3,360,001~¥4,890,00068万円
¥4,890,001~¥6,550,00063万円
¥6,550,001~¥23,500,00058万円
¥23,500,001~¥24,000,00048万円
¥24,000,001~¥24,500,00032万円
¥24,500,001~¥25,000,00016万円
¥25,000,001~0
国税庁のデータに基づいて作成

年収160万円以下の場合、所得税はかかりません!

計算例:

  • 給与収入(160万円)- 給与所得控除(65万円)= 給与所得(95万円)
  • 給与所得(95万円)- 基礎控除(95万円)= 課税所得(0円)
手続き方法

特別な手続きは不要です。会社が自動的に適用してくれます。

3- 社会保険料控除

日本で働く会社員の方(外国人を含む)の給与から差し引かれた社会保険料の全額が控除対象となります。

日本の会社員が負担する社会保険料の詳細については、関連記事をご確認ください。↓↓

手続き方法

特別な手続きは不要です。会社が自動的に適用してくれます。

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4- 配偶者控除

日本で働く外国人の方も配偶者控除を利用できます。納税者本人の所得が1,000万円以下で、配偶者の所得が58万円以下(給与収入の場合は123万円以下)の場合に利用できる控除です。

納税者本人の所得 配偶者控除額
70歳未満70歳以上
〜900万円38万円48万円
900万円超〜950万円26万円32万円
950万円超〜1,000万円13万円16万
国税庁のデータに基づいて作成

配偶者の所得が58万円を超えても、完全に控除がなくなるわけではありません。配偶者の所得に応じて、以下の配偶者特別控除が適用されます。

配偶者の所得 / 納税者本人の所得 

〜900万円 

900万円超〜950万円 

950万円超〜1,000万円 

配偶者特別控除額
58万円超〜95万円 38万円26万円13万円
95万円超〜100万円 36万円24万円12万円
100万円超〜105万円 31万円21万円11万円
105万円超〜110万円 26万円18万円9万円
110万円超〜115万円 21万円14万円7万円
115万円超〜120万円 16万円11万円6万円
120万円超〜125万円 11万円8万円4万円
125万円超〜130万円 6万円4万円2万円
130万円超〜133万円 3万円2万円1万円
国税庁のデータに基づいて作成
手続き方法

会社の年末調整で申請できます。

5- 扶養控除

日本で働く外国人の方も、経済的に扶養している家族で、年間所得が58万円以下(給与収入の場合は123万円以下)の場合に適用される控除を利用できます。母国にいる家族も条件を満たせば対象になります。

扶養親族の状況控除額
16歳以上38万円
19歳〜23歳(特定扶養親族)63万円
70歳以上(別居)48万円
70歳以上(同居)58万円
国税庁のデータに基づいて作成
手続き方法

会社の年末調整で申請できます。

6- 住宅ローン控除

日本で働く外国人の方も、住宅購入やリフォームのために住宅ローンを組んだ場合に利用できる控除で、最長13年間適用されます。

控除額の計算方法

住宅ローン残高 × 0.7%

具体的な控除額を知りたい方は、価格.comの住宅ローン控除シミュレーターをご利用ください。

住宅ローン控除は税額から直接差し引かれるため、他の控除と比べて節税効果が非常に高いのが特徴です。

手続き方法

初年度は税務署で確定申告が必要です。確定申告はマイナポータル上で簡単に行えます。確定申告の方法がわからない場合は、税理士またはお住まいの自治体の税務相談窓口に相談することをおすすめします。2年目以降は、必要書類を提出して会社の年末調整で申請できます。

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7- ふるさと納税

ふるさと納税は、日本在住の外国人の方も利用できる制度です。応援したい日本の地方自治体に寄付をし、寄付額に応じて返礼品(地域の特産品など)を受け取れます。返礼品には食品、飲料、家電製品など多様な商品があります。

ふるさと納税では、寄付額のうち2,000円を超える部分が税金から控除されます。確定申告を行う場合は、寄付した年の所得税と翌年の住民税の両方で控除されます。ワンストップ特例制度を利用する場合は、所得税分も含めて翌年度の住民税から全額控除されます。

年収に応じた控除限度額があり、楽天ふるさと納税シミュレーターで確認できます。

返礼品を選ぶには、楽天ふるさと納税ポータルサイトをご利用ください。日本の地方の美味しい食べ物や特産品を手に入れるチャンスです!

手続き方法
  • 確定申告をしない方: ワンストップ特例制度を利用して申請できます。
  • 確定申告をする方: 確定申告時に寄付を申告することで控除を受けられます。

ふるさと納税で寄付した金額のうち、2,000円は控除対象外です。つまり、ふるさと納税を利用するには、2,000円を自己負担する必要があります。

控除対象額 = ふるさと納税寄付額 – 2,000円

8- 新NISA

日本で株式投資に興味がある外国人の方におすすめの制度です。通常、株式投資で得た利益には20.315%(所得税15.315%+住民税5%)の税金がかかります。新NISA(少額投資非課税制度)を利用すると、金融庁が認定した信頼性の高い投資信託への投資で得た利益が非課税になります。

新NISA口座を開設すると、期間制限なく1,800万円までの非課税投資枠を利用でき、いつでも資金を引き出せます。長期間投資するほど、利益が増える可能性が高まります。

20歳以上で日本に住所がある外国人の方なら誰でも新NISA口座を開設できます。moomoo証券楽天証券などの証券会社で口座開設が可能です。

現在、moomoo証券で口座を開設すると、10万円相当の株式購入ポイントを獲得するチャンスがあります。

moomoo証券【WEB】

また、楽天証券で口座を開設し、積立投資を楽天カードで合計4万円行うと、6,000円相当の楽天ポイントがもらえます。

手続き方法

証券口座を開設し、新NISA口座経由で投資を行う。

新NISA経由の投資は、年間の課税所得から差し引いて納税額を減らすことはできません。投資で利益を得た際の税金が免除されるだけです

9- iDeCo

iDeCo (individual Defined Contribution pension, 個人型確定拠出年金) は個人で加入できる年金制度です。日本在住の外国人の方も利用できます。投資信託、保険、現金で運用できます。

20〜60歳で日本に住所がある方なら誰でも利用できますが、60歳まで資金を引き出せないのが最大のデメリットです。将来日本を離れる可能性がある外国人の方は、この点をよく考慮してください。

会社員の月額掛金上限は23,000円です。

iDeCoの税制メリット
  • 年間の掛金を所得控除として課税所得から差し引き、納税額を減らせる
  • 投資で得た利益が非課税

moomoo証券楽天証券でiDeCo口座を開設できます。

手続き方法

証券口座を開設し、個人型確定拠出年金に加入する。

iDeCoは運用中は税制優遇がありますが、60歳で資金を引き出す際には税金がかかります。納税額は、一括受取か年金形式の分割受取かによって異なります。また、60歳まで引き出せないため、急にお金が必要になった場合や母国に帰国する場合に困る可能性があります。

10- 生命保険料控除

日本で働く外国人の方も、生命保険に加入している場合、支払った保険料の一部を所得控除として課税所得から差し引けます。

年間支払保険料控除額
〜2万円支払額全額
2万円超〜4万円支払額×1/2+1万円
4万円超〜8万円支払額×1/4+2万円
8万円超4万円
国税庁のデータに基づいて作成
手続き方法

会社の年末調整で申請できます。

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11- 地震保険料控除

日本で働く外国人の方も、地震保険に加入している場合、支払った保険料の一部を所得控除として課税所得から差し引けます。日本は地震が多い国なので、地震保険への加入を検討する価値があります。

年間支払保険料控除額
〜5万円支払額全額
5万円超5万円
国税庁のデータに基づいて作成
手続き方法

会社の年末調整で申請できます。

12- 医療費控除

日本で働く外国人の方も、健康保険でカバーされない自己負担額が年間10万円を超えた場合に利用できる控除です。10万円には本人と日本にいる家族全員の医療費が含まれます。

控除対象となるのは、病気やケガなどの基本的な医療費のみです。健康診断や美容整形などは対象外です。

医療費控除は以下のように計算され、計算された金額が課税所得から差し引かれることで控除が適用されます。

Sağlık giderleri vergi indiriminin miktarı nasıl hesaplanır?

医療費総額(保険適用後の自己負担分)- 10万円(上限200万円)

年間所得が200万円未満の場合: 医療費総額(保険適用後の自己負担分)- (総所得×5%)

手続き方法

税務署で確定申告が必要です。確定申告はマイナポータル上で行うことができます。年末調整では申請できません。確定申告の方法がわからない場合は、税理士またはお住まいの自治体の税務相談窓口に相談することをおすすめします。

まとめ

本記事では、日本で働く外国人の方が活用できる12種類の税金控除を紹介しました。日本には多くの控除制度があり、税制の知識を深めるほど手取り収入を増やすことができます

この記事の内容が難しく感じられたかもしれませんが、心配する必要はありません。日本人も同じように苦労しています!この情報が、外国人の方が日本での生活をより良くするためのきっかけとなれば幸いです。

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